New York, NY, USA
September 29, 2008
米国のファミリー・オフィス:米国の特権階級向け金融サービスのベストプラクティス
US Family Offices: Best Practices in Providing Financial Services to
America’s Most Privileged Households
セレント発行レポート
ウェルスマネジメント業界にファミリー・オフィスが登場したのはかなり前のことですが、現状はしばらく変わらないと予測されます。個々のファミリーは変化し、富が増減する可能性はあるものの、一度設立されたファミリー・オフィスは長期にわたってウェルスマネジメント市場にとどまると思われます。
セレントの最新レポート「米国のファミリー・オフィス:米国の特権階級向け金融サービスのベストプラクティス」は、シングル・ファミリー・オフィスとマルチ・ファミリー・オフィスを発展・継続させるための成功要因を検証しています。また、米国富裕世帯のニーズに合ったファミ
リー・オフィス・サービスを提供するプロバイダーを紹介しています。
米国の超富裕層は、富裕層人口の99%を占めるマス富裕層や富裕層とはかけ離れた存在です。その理由は、富のレベルの違いにあります。超富裕層が富の保全および拡大のために利用する金融商品はその他の富裕層とは異なり、サービスチャネルも区別されています。その中で最も特徴のあるチャネルとして「ファミリー・オフィス」が挙げられます。
本レポートでは、ファミリー・オフィスの役割とウェルスマネジメント業界におけるその認知度を明らかにしています。ファミリー・オフィスには明確に異なる2つのビジネスモデルがあります。1つはシングル・ファミリー・オフィスで1世帯の超富裕ファミリーにサービスを提供します。もう1つはマルチ・ファミリー・オフィスと呼ばれ、既存のインフラを利用して超富裕層に比べて富のレベルがやや劣る複数のファミリーをサポートしています。
ファミリー・オフィスは、投資マネジャーやウェルスアドバイザーなどその他の金融サービス会社と何が違うのでしょうか。セレントが複数のシングル/マルチ・ファミリー・オフィスに取材したところ、ファミリー・オフィスは複数世代にわたる富をサービスの対象としている点で他と大きく異なることがわかりました。そのため、ファミリー・オフィスは以下のようなアプローチをとっています。
「ファミリー・オフィスは主に投資運用を手がけていますが、ファミリー・オフィスに求められるのはそれだけではありません。ファミリー・オフィスは、創始者に始まり複数世代にわたってファミリー独自のプライドと使命を浸透させる存在として受け入れられてきました。ファミ
リー・オフィスは、ファミリーが採用し支持する大義、その政治的立場、支援する芸術・科学など全てに関わっています」と述べるのはセレントのウェルス・マネジメント・グループのシニアバイスプレジデントでレポートを執筆したロバート・エリスです。
レポートでは、はじめに米国のファミリー・オフィスに関する定義やデータを紹介しています。それによると、米国には現在500~1,000のシングル・ファミリー・オフィスと2,500~3,000のマルチ・ファミリー・オフィスが存在しています。また、この市場は急速に拡大しつつあり、
ウェルスマネジメントを手がける様々なプレイヤーがこの分野への関心を高めている現状を説明しています。
またレポートでは、シングル・ファミリー・オフィスとマルチ・ファミリー・オフィスに求められる重要な機能と特性を明らかにし、富裕層ファミリーが入手可能な商品やプロバイダーを詳しく紹介しています。これらのプロバイダーの多くはグローバルバンクまたはプライベートバンクで、ファミリー資産の保全組織から委託を受けてサービスを提供しています。
さらにファミリー・オフィス固有のテクノロジーニーズについても取り上げ、様々なファミリー・オフィスやサービスプロバイダーが採用している19のプラットフォームシステムを簡単に紹介しています。レポートの結論では、米国のファミリー・オフィスの将来像を想定するとともに、それがウェルスマネジメント業界全体に及ぼす影響を考察しています。
本レポートは12図と12表を含む全62ページで構成されています。レポートの目次はオンラ
インでご覧になれます。
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