San Francisco, CA, USA
2 May 2008


業界を席巻する国際送金の最新テクノロジー                          
The Would-Be Disruptors: New Technologies in the Remittance Space

セレント発行レポート

現在、世界で1億5,000万人の人々が母国の親類宛に定期的な送金を行っており、送金市場は拡大を続けています。2050年には世界の移民総数が2億8,000万人に達するとみられ、送金額および取引件数のさらなる増加が見込まれます。

グローバル化が個人に与えた最大のインパクトの1つは、国際送金が飛躍的に増えたことでしょう。2006年に行われた正規および非正規の送金額は約4億5,000万ドルと推計されます。送金市場は送金業者による支配が強い市場ですが、モバイル機器、カード・ツー・カード、国際ACH、SWIFT送金、セルフサービス・キオスク、クロスボーダー・ビルペイメント、電子マネー機能搭載の携帯電話といった最新テクノロジーを備えた新規参入プレイヤーの数も増え続けています。

セレントの最新レポート「業界を席巻する国際送金の最新テクノロジー」は、クロスボーダー送金の低コスト化、迅速化、利便性の向上、さらにはセキュリティの強化を可能にするテクノロジーの活用方法を検証しています。ただ、これらのテクノロジーがどの程度有効であり、市場にどれほど大きな影響を及ぼすかは不明です。現在市場を支配しているキャッシュ・ツー・キャッシュ・モデルは圧倒的な優位を確立し、送金市場におけるシェアは90%近くに達しています。従って、新たなテクノロジーにとっては参入障壁が高くなっています。

現時点で市場に破壊的なインパクトを与えるクオリティを持つ唯一のテクノロジーは、モバイル口座に基づくソリューションです。携帯電話加入者は全世界で30億人を超えており、そこに搭載されるテクノロジーはかつて存在しなかった非接続型の電子決済インフラを送金の受け手に提供しています。こうしたインフラを備えることで、受け手はいつでもどこでも資金を受け取れるだけでなく、現金引き出し、料金支払、P2P、携帯電話のトップアップ、近接通信決済などもできるようになります。モバイル口座を使った送金が本格的な金融商品への導入口となり、これを機に預金、金利商品、小口融資などの獲得につながる可能性があります。


「皮肉にも、携帯電話による送金はWestern UnionやMoneygramといった大手送金業者を混乱させるには至らず、影響をうけるのは、もっぱら中小の送金業者や代理店となるでしょう。消費者は大手プレイヤーのみが提供できる高度なソリューションや代理店の介入が必要ないソリューションに移行すると考えられるからです」とセレント銀行プラクティスのシニアアナリストでレポート執筆者のレッド・ギレンは指摘しています。

本レポートは送金業界の主要テクノロジーのいくつかを取り上げ、これらが既存モデルや他のテクノロジーといかに連携可能であるかを分析しています。レポートは23図と10表を含む全70ページで構成されています。レポートの目次はオンラインでご覧になれます。
 

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