New York, NY, USA
April 10, 2008
米国銀行業界における戦略的コスト管理
Strategic Expense
Management in the US Banking Industry
セレント&オリバー・ワイマン発行レポート
米国の銀行業界全体の収入は、2008年に約2%の減少が予測されます。貸倒損失の拡大が懸念される上、さらなる効率性の向上とコスト削減の推進を余儀なくされることから、米銀は2009年までに非利息費用を年間10%(業界全体で300億ドル)削減し、最大で20万件の資金ポジションを解消するとみられます。
セレントとオリバー・ワイマンが発行した最新レポート「米国銀行業界における戦略的コスト管理」は金融業界の現状を分析するとともに、米銀が長期的な成長を犠牲にすることなく短期的なコスト削減を実現できるかどうかを検証しています。
米銀が利益率を維持するためには営業費用を15%以上削減する必要がありますが、これには大幅な人員削減が避けられないでしょう。セレントとオリバー・ワイマンの予想では、今後1年から1年半の間に米銀全体で15~20万人程度の人員を削減するとみられます。
減収の一方でコストが拡大
2006年末以降米銀の収入は減少しているにもかかわらず、コストは増加傾向にあります。

出典:
連邦預金保険公社、セレントによる分析 注: 2007年の数字は評価損を含む

出典: 連邦預金保険公社、セレントによる分析
注: 2007年の数字は評価損を含む
「ここ2四半期は減収が続くなかでコストが増加しており、利益を確保するため近い将来に大幅な調整が必要なことは明らかです」とオリバー・ワイマンのパートナーであるジョージ・モリスは述べています。
戦略的なコスト管理が不可欠
銀行業界にとって、人員削減による効果は一時的なものにすぎません。銀行が長期的に業績を維持するためには、戦略的なコスト管理プログラムを策定・実施する必要があります。ただ残念ながら、過去のこうした試みはほとんど成功していません。ここ数年に大規模なコスト削減策を実施した金融機関を分析してみると、そうした策の大部分は短期的にも効果を挙げていないことがわかります。現段階で結論付けるのは時期尚早かもしれませんが、こうしたプロジェクトは中期的にも状況の悪化を招いているようにも思われます。多くの場合、人員削減は行っても非効率なワークフローは改善されないままになっているのが現状です。銀行は根本的なコスト要因を特定し、コスト削減に努めるではなく、付け替えや繰り延べに終始しています。
「コスト削減は単調だが困難な作業です。過去の例からすると、銀行が非利息費用を5%削減するのは容易でしょう。削減目標はそれを上回る最大10%とするのが妥当ですが、場合によっては、将来の成長機会を損なうことなく15~20%を削減することも可能と思われます」とセレントCEOのオクタビオ・マレンジは指摘しています。
セレントとオリバー・ワイマンは本レポートで戦略的なコスト管理プログラムを成功させるための枠組みを示し、主なコスト要因である①組織②プロセス設計③ソーシングに焦点を当てています。コスト管理プログラムを策定するためにはこれらの要因を理解し、顧客や有能な人材の獲得に何が必要であるかを踏まえた上で各要因を特定することが求められます。
本レポートは12図と6表を含む30ページで構成されています。レポートの目次はオンラインでご覧になれます。
Media Contact/
オリバー・ワイマン:
Bernhard Bauer,
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bernhard.bauer@oliverwyman.com
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セレント:
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オリバー・ワイマンについて
オリバー・ワイマンは、深い業界知識に基づいて、戦略、業務、リスクマネジメント、組織改革、リーダーシップ開発に関する専門知識を駆使する、リーディング・コンサルティングファームです。
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